杉山整体

ウイルス感染などの風邪の予防と言えば、うがい・手洗いのほかに、

「マスク」をするというのがあります。誰でも知っています。

「マスク」の網の目はウイルスを簡単に通してしまう。だから、付けても意味がない。

そのようなことはよく言われたししていますが、しかしその一方で、

風邪を人にうつさない効果があるなどとも言われていたりもします。

さて、実際のところは、どうなのでしょうか？



残念ながら、ウイルスがマスクの網の目を通過してしまうのは事実であります。

風邪のほとんどの原因は、ウイルスによるものです。

現在発見されているウイルスのうち、風邪を引き起こすことが確認されているものは、

１００種類ほどと言われています。

ウイルスの大きさは種類によってまちまちですが、

だいたいのものはマスクの網目を、通過してしまうようです。

高密度素材のフィルターのついたマスクもありますが、

これもまたウイルスをブロックすることが出来ない、と言われています。

さて、ウイルスの大きさはいったいどれぐらい小さいものなのでしょうか？

ウイルスは大きいもので１ミリの１万分の１の大きさで、

小さいものだと、１ミリの１０万分の１の大きさなのです。小さいすぎなのです。

だから、マスクをしても無駄なのかというと、無駄ではないのであります。

マスクはウイルスを通してしまいますが、「風邪を予防する効果」があります。

その理由とは・・・？



マスクを通して吸っている空気は、そうでない空気と比べて

「暖かくて、湿っている」のであります。これが良いのです。

「暖かくて、湿っている空気」が送り込まれている時、

鼻や喉にある免疫器官は正常に働いてくれるのです。

しかしながら、乾燥した空気や、冷たい空気が送り込まれると、

免疫器官の働きは、鈍くなってしまいます。

つまりマスクには、「免疫器官の活動を助けてくれる」効果が、

十分に期待できるという事が言えます。

日本のみならず、世界的に流行しているコロナウイルスの影響において、

マスクをすることはある意味で「エチケット」的な感じになっていますが、

マスクが持っているその効果を理解して、

マスクを積極的に使うことをおすすめします。