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2020年12月02日

激しい運動は、「メタボ」に効果があまりない・・・というのはホントなのか?

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ステイホームなどで体重が増えてしまった・・・などという方はいるかとは思います。

「メタボリックシンドローム」という言葉がありますが、

まあ、通称「メタボ」の方が、耳なじみがあるかと思います。

この「メタボリックシンドローム」というのは、

内臓脂肪型肥満、高血圧、高血糖、高脂血症の4つのうち、

2つ以上をあわせ持った状態のことをしめすそうです。

それぞれが、健康に対してあまり良くない症状であることは確かであります。



内臓脂肪型肥満とは皮下脂肪型肥満にくらべて、

外から見てとくに太って見えないのに、腹部の臓器が脂肪で覆われ、

見た目でだけでは分からないので・・・恐ろしい。

しかしながら、見た目での「メタボリックシンドローム」の基準があることを、

知っておくと良いでしょう。

日本では、「メタボリックシンドローム」となる腹囲の基準は、

男性が85センチ以上で、女性が90センチ以上であります。

「不要な脂肪は減らしたい」「この先の為に、今から気を付けたい」と

思う人は少ないと思います。

やはり、健康でいたいと思うことは、大切であります。

だから、「頑張って運動をやらなければ」と思ってしまいますが、

必ずしもそうでもないとという研究結果がありますので、紹介していきます。



身体に蓄えてしまった多くの脂肪を取り除きたい!

そう思っているのは、男性も女性も同じであることでしょう。

巷には、ダイエット食品やダイエット器具があふれかえっています。

さすがに「あまり努力しなくても、やせれる」なんてうたい文句は信じられない。

そう、思っている人は多いかと思います。

しかし!!「むやみに努力しても、脂肪は燃えない」ことを、

理解しておくことは必要であります。

常日頃から運動不足の人にとって、激しいエクササイズは、

筋力アップや、心肺能力の向上に、

それなりに役に立つと思います。

しかし、これが痩せることを目的にしている方にとったら・・・、

そう、疑問やということになっていきます。

確かにトレーニングの後は、体重は減っていることでしょう。

しかしそれは、汗などで水分がうばわれたためであって、

皮下脂肪や内臓脂肪のもとである中性脂肪は、

期待したほど減ってはいないはずである。

息が切れるような激しい運動では、

中性脂肪は効率よく燃えないからである。

激しい運動をするときはエネルギー源として「筋グリコーゲン」が使われ、

中性脂肪は使われにくいのであります。

「筋グリコーゲン」とは、筋肉の中にためられた糖分のことです。

例えば、パンやご飯の炭水化物は、

身体に取り込まれると、糖になります。

これが肝臓にためられると「肝臓グリコーゲン」、

血液中にあると「血糖」となります。

激しい運動をするときは、この糖が使われ、残念ながら中性脂肪の消費は、

さほど多くないということです。



さて結論からいうと、中性脂肪を燃やすには、

「軽い運動を長く続けたほうが効果的」であります。

軽い運動のときは、身体は酸素を使って中性脂肪をエネルギーとして使います。

ウォーキングは、中性脂肪を燃やすのに大変適していると言えます。

「メタボリックシンドローム」対策で、中性脂肪を燃やしたいと思っている方は、

「気持ち良くできる程度の軽めの運動を、20分以上行う」ことをおすすめします。

軽い運動の場合、20分たつと、使われるエネルギーの主役が、

筋グリコーゲンから中性脂肪に切り替わるからです。

この「20分」というのがキモですよ~!!

 

 
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