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2020年12月09日

「牛乳」を飲んだだけでは「骨粗しょう症」は改善しないのは・・・なんで?

NEWS ブログ 杉山整体の健康情報

中高年になってくると、なにかと身体の衰えが気になるものです。

「しんどい」「だるい」は日常的、筋力も衰えていってしまいます。

今回は、骨密度の低下のお話になっていきます。

いわゆる、「骨粗しょう症」という症状というやつですわ。

さて、この「骨粗しょう症」とは、どんな状態のことなのでしょうか?

「骨粗しょう症」が閉経後の女性に多いのは、

エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンが少なくなるためです。

「骨粗しょう症」になると、骨密度が下がってしまい、

骨折しやすくなります。

特に高齢者は、気を付けねばなりません。

ならば「牛乳を飲んだらええがな」とか「カルシウムやで」とか思いますが、

いやいやそれだけでは、なかなか改善が見込めないのが事実なのです。

「なんでや!牛乳あかんのか!」となってしまいますが・・・。



というのも、「骨粗しょう症」の原因は、カルシウム不足だけではないからです。

骨には「骨芽細胞」という骨を作る細胞と、

「破骨細胞」という骨を溶かす細胞があります。

「破骨細胞」が骨を溶かして、そこに「骨芽細胞」が骨を作っていきます。

これを繰り返すことで、骨は若返りを図っているということです。

なるほど、このようにして骨は健康を保っているということです。

ところが、年をとると「骨芽細胞」の働きが鈍くなっていきます。

しかし、「破骨細胞」の働きはあまり変わらないのであります。

そうなりますと、骨は壊されるが、作り直さなくなってしまいます。

そして、骨は弱くなってしまいます。

なんぼ牛乳を飲んだところで、「骨芽細胞」が上手く働かないと、

骨は強くならない、そんな仕組みになっております。



しかし、年をとって「骨芽細胞」の働きが衰えたからといって、

あきらめることはありません!

「骨芽細胞」を活性化させる方法があるのです。

それはとても簡単で、骨に負荷をかけるという事です。

それによって、「骨芽細胞」の働きが良くなるという事です。

とても簡単で安全な方法は、「ウォーキング」です。

「骨粗しょう症が心配だから・・・家で安静にしています」

というのは、より病状を悪化させてしまいます。

決して無理をする必要は無いのです。なるべく「ウォーキング」をすると良いでしょう。

それによって「骨芽細胞」の働きが良くなれば、

カルシウムやリンなどの骨の材料となる栄養素も、

すみやかに吸収されるという仕組みになっております。



「ウォーキング」もしないで、骨に刺激をあたえないまま、

カルシウムやリンを多くとったとしても、

それらは尿に混じって流れ出てしまうだけなのです。

決して激しい運動でなくてよいので、

「ウォーキング」で骨に物理的に負荷を与えれば、

骨に良かれと思ってとった栄養素は、

骨をよみがえさせてくれるという事になっていきます。

 

習慣的に何かの運動をしている方は、たとえ高齢の方でも、

元気な方が多いと、個人的には感じることがあります。

こんなコロナ感染が心配されるなか、食事・運動・睡眠の管理は大変かと思いますが、

元気で年越しをするために、頑張りましょう!

 
杉山整体

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