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2020年12月21日

季節の変わり目に風邪をひく人が多いのはどうしてなんだろう?

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12月になってめっきり朝晩の気温が下がってしまい、

日中もあまり気温が上がらなくなってきました。

くれぐれも体調には気を付けましょう・・・、

そんな季節になっております。

こういった季節の変わり目に、体調を崩すケースは少なくありません。

どうしてなんだろう?何か理由があるのでは・・・?



さて、日本のように四季のある国では、季節によって「自律神経」のバランスが変動するものなのです。

どうしてかというと、「自律神経」というのは、

気温の変化の影響を受けやすいからなのです。

どういうことかというと、

私たちの身体は、夏は「副交感神経」が優位になりやすく、

冬は「交感神経」が優位になりやすい傾向があるためです。

この変化には、血液の流れ「血流」が関係していきます。

私たちの身体は、身体の内部や外部の環境が変化したとき、

体内の状態を「一定に保とうとする」働きがあります。

これを「ホメオスタシス」と言います。

例えば、暖かい部屋から寒い外に出ると、身体がブルブルと震えます。

これは「シバリング」といって、身体を震わせることで体温の低下を防いでいるという事です。

逆に涼しいところから暑いところにへ行くと、

ダラダラと汗をかいてしまいます。

これは汗をかくことで身体の中の熱を外に逃がし、

体温が上がり過ぎないように調整しているという事です。

よく考えてみますと、ブルブル震えることも、ダラダラ汗を流すのも、

私たちが意識してコントロールしているわけでは無いのです。

これは、「自律神経」がコントロールしている反応の一つとなっていきます。

当たり前ですが、秋から冬にかけて気温が下がっていきます。

そうすると寒いな~と感じた身体は、体温を上げる為に血流を増やそうと、

「交感神経」を優位にして血圧を上げます。

「交感神経」が優位に働くと、風邪やインフルエンザが増えるそうなのでが・・・

多くの人は、寒いから風邪をひくと思っていますが、そうでは無いのです。

もし寒いから風邪をひくのであれば、雪国に住んでいる人は大変です。

我々関西に住んでいる人たちも、普通に風邪をひきます。

さて、その仕組みはどのようなものなのでしょうか?



「交感神経」が優位になりますと、顆粒球(かりゅうきゅう)という白血球の一種が増え、

「副交感神経」が優位になると、リンパ球が増えます。

秋から冬ににかけて「交感神経」が優位になるので、顆粒球が増えますが、

リンパ球が減ってしまいます。

この「リンパ球の減少」が、ウイルスや細菌への抵抗力を下げてしまうのです。

という理由から、風邪やインフルエンザが発症しやすくなってしまうわけです。

現代人の「自律神経」のバランスの崩れかたとしては、

この「交感神経」が過剰に優位になるケースがほとんどという事を、

認識しておくと良いかと思います。

逆に「副交感神経」が過剰に優位に働いてしまうと、

メンタルな病気になりやすいと言われています。

とにかく、「自律神経」はバランスが大切なのであります。

食事、運動、睡眠といった事に気を付けて、

「整体」などで身体を整えておくことを、おすすめします。

 
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