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2021年03月17日

身体の中でおこる「酸化」「糖化」「炎症」という老化

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歳には勝てないとよく言うが、

「まあ、これは老化だからしょうがないな~」という解釈で良いでしょう。

ところで、「老化」とは何だろうか?

根本的にそれを理解して、身体の中で何が起こっているのかを知ることは、

ことのほか大切ではないだろうかと思います。

私たちの身体の中では、「酸化」「糖化」「炎症」という老化が、

日々起こっております。

これを理解して、適切な努力をすれば、

日々元気で楽しく過ごせるのではないでしょうか。



人間の身体の中でおこる「酸化」は、

過剰に発生した活性酸素が細胞などを攻撃していくことであります。

これによって「身体をサビさせている」と考えていいと思います。

サビというのは、金属が茶色くなってしまう事を、イメージしてしまいます。

これは酸素や水分が起こしている化学反応の結果として、

おきてしまう腐食のことであります。

まあ、これと同じようなことが身体の中で起きているわけであります。

「酸化」とは、血管や筋肉、皮膚や内臓などの身体の中にある器官を形成している細胞が、

傷つけられて、劣化していくことであります。

「酸化」とは老化のことであると考えるだけではなく、

こういった劣化が積み重なっていくと、

病気を引き起こしてしまうという事も、重要な考え方であります。

ですから、日常的に「抗酸化作用」を考えた生活習慣を身につけて、

細胞の酸化を防ぐことが大切になっていきます。

「抗酸化作用」とは、身体の中で酸素が関与する有害な作用を、

抑制する働きのことであります。

「活性酸素を抑える働き」と考えても良いかと思います。

日常の生活面でいえば、ストレスをためないようにするとか、

紫外線に注意したり、タバコを吸わないといった事が大切になっていきますが、

抗酸化作用のある食材などを積極的に食べるのも有効となっていきます。

「過食」や「運動不足」も、

酸化の原因になったりしますので注意が必要です。



では、身体の中の「糖化」とはどのような事なのでしょうか?

「糖化」とは糖とタンパク質が結びついて、

AGE(終末糖化産物)が発生されることであります。

AGEとは何か?

AGEはタンパク質の糖化反応によってつくられる生成物の総称であります。

AGEsとも表記されたりします。

AGEは、タンパク質の機能を低下させてしまいます。

皮膚や血管を構成するコラーゲン繊維にも害を与えてしまうので、

血管の老化を進めてしまいます。

また、骨が「糖化」してしまえば、見た目もコゲのようになってしまい、

骨粗しょう症をおこしてしまいます。

動脈硬化や糖尿病などの病気にも、

つながってしまうと考えられています。

「糖化」を防ぐためには、「糖質制限」などをして、

バランスの良い食事に気を使うべきかと思います。



人間の身体を「老化」させるのは「酸化」と「糖化」、

そして「炎症」であります。

さて、「炎症」とはどういうことなのでしょうか?

ケガをしたときに患部が腫れたり、風邪をひいて喉が痛くなったりするのも「炎症」ですが、

身体の中では本人も気づいていないうちに「炎症」が起きております。

「炎症」は身体を守るための免疫反応といえるのですが、

「慢性炎症」や「加齢炎症」は老化や病気につながってしまうそうです。

「慢性炎症」とは、その名の通り慢性的に炎症が続いている状態のことであります。

病原体を排除できずにいる場合や、

免疫システムが異常を起こしている場合などにもおこります。

「加齢炎症」とは、細胞の老化によって起きる炎症であります。

多くの場合は、慢性炎症になってしまうそうです。

さて、「慢性炎症」には原因がよく分からないものもありますが、

やはり「栄養過多」「運動不足」「ストレス」という、

現代生活が及ぼしている影響が大きいと言われています。

「炎症」から起こりやすい病気の代表はアレルギーですが、

糖尿病、がん、アルツハイマーの発病にもつながると考えられています。



「酸化」「糖化」「炎症」をそれぞれ別々に対策を考えるよりも、

生活習慣を見直して、

「食事」「睡眠」「運動」を考えるのが良いとされています。

 
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