杉山整体

身体や心の健康のために「睡眠」がとても大切であることは、

だれでも理解できることと思います。

ただ単に早く寝て早く起きる、つまり「早寝早起き」がよいのだ！

確かにその通りかもしれませんが、「睡眠」の良し悪しは、

その質が良いか悪いかによるところが、大きいかと思います。

今回は、「快眠」のためには必要な栄養素がある、

という事を知っていただきたいなと思います。



さて、身体の健康のために「質の良い睡眠」を得るためには、

どんな栄養をとればよいのでしょうか？？

まず、栄養をとるためには、「食べ物からその栄養を補う」ことが、

いちばんと考えて頂きたいと思います。

もちろん、身体に問題があって、特定の栄養素を補う必要があるときは、

計画的にサプリメントを飲んでも良いかと思います。

基本は、食べ物から栄養をとることが大切と認識していただきたいと思います。

身体にとって、とても自然な行為であるからです。

1⃣【ナッツ、牛肉、鶏肉でセレニウムをとり、免疫力を高める】

セレニウムが不足すると、睡眠に問題が起きることがあります。

また、免疫機能と甲状腺機能にとっても、なくてはならない存在であります。

といっても、大量にとる必要はなく、少し取れば十分という事を、

覚えておけば良いかと思います。

ナッツや牛肉、鶏肉、カキなどがおすすめです。

2⃣【葉野菜（ビタミンＣ）で浅い眠りを改善】

研究によると、ビタミンＣの血中レベルが低い人は、

よく眠れずに、夜中に目が覚めやすいという結果があります。

ビタミンＣは、アセロラに多く含まれている他に、

ピーマン、葉野菜、キウイ、イチゴ、カンキツ類といった

日常的な食品にも含まれております。

3⃣【鶏肉、タマゴでトリプトファンをとる】

トリプトファンという成分をとることが、

質の良い睡眠には必要であります。

トリプトファン　➡　セロトニンを生成　➡　メラトニンを生成

ということで、このメラトニンが質の良い睡眠に作用してくれます。

トリプトファンが含まれる日常的な食品は、

鶏肉、タマゴ、サツマイモ、アーモンド、ヨーグルト、葉野菜などがあります。

4⃣【眠りを深くしてくれるカリウムを葉野菜、ブロッコリー、アボカドで】

研究結果によると、眠りが浅いという問題には、

カリウムが効果的だといいます。

カリウムを食品といえば、バナナが有名ですが・・・。

もっとヘルシーな感じでいえば、葉野菜、イモ類、ブロッコリー、

アボカドなどがおすすめと思います。

5⃣【レム睡眠の乱れはカルシウム不足から】

レム睡眠の乱れは、カルシウム不足が関係しているという研究結果があります。

体内に吸収されやすいカルシウムは、イワシ、海藻、ゴマなどに多く含まれています。

6⃣【快眠をもたらすオメガ３脂肪酸はクルミ、サケから】

オメガ３脂肪酸には、ぐっすりと深く眠れる効果が期待できるという

研究結果があります。

オメガ３脂肪酸は、クルミ、サケ、アマニ油に多く含まれていますが、

オメガ３脂肪酸は熱に弱いという事を覚えておくと良いかと思います。

7⃣【メラトニンの生成をパイナップル、トマト、バナナで高める】

メラトニンは体内でつくられる、快眠に必要な成分であります。

メラトニンの生成量を高める食品としては、

パイナップル、トマト、バナナ、オレンジがあります。

（ちなみにパイナップルが、いちばん効果が高かった研究結果があります。）

8⃣【マグネシウムは、つねに不足がちであります。】

マグネシウムは抗ストレス作用がある、ミネラルだと言われています。

血糖値を整え、血流と血圧を最適な状態に保ち、筋肉の緊張をほぐし、

身体の痛みを和らげ、神経の高ぶりをしずめてくれます。

これだけたくさんの機能があるせいで、マグネシウムは体内で不足がちであります。

現代人の多くが、マグネシウムが不足しているという報告があります。

この不足しているマグネシウムを増やせば、身体が抱えているストレスが軽くなり、

睡眠の質も改善すると考えられております。

マグネシウムは葉野菜やゴマなどに含まれているので、

しっかり食べてぐっすり眠りたいものです。



なんか、やることがいっぱいみたいな感じに感じますが、

野菜はかなり有効である印象をもっていただけると良いかと思います。