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2021年06月02日

人類はいつごろから「手相」というものを意識しはじめたのか?

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人の手のひらには、いっぱいシワがあります。

これは「手相」というものです。みんな知っています。

一人一人そのシワのカタチは、違いがあります。

まったく同じものは無いと言われています。

昔の人たちは、この一人一人違う「手相」というものを、

どのように捉えていたのでしょう?

今では占いに使われておりますが、

テレビとか雑誌でよくやっているやつであります。

調べてみると、色々と説があります・・・。



さて、人類が「手相」といものを意識し始めたのは、いつごろからなのでしょうか?

フランスに「ラスコー」という古い壁画があります。

原始時代に描かれた動物の絵として有名であります。

その一部に、人間の手相が押されていることを知っていますでしょうか?

約2万年前の人類の祖先の、手形ということらしいです。

一説によると、エモノを仕留めたあかしであるとか、

宗教的な意味があると推測されております。

原始時代の人たちも、なんか手のひらに意味を持たせたいたことが、

解釈できると考えて良いかなと思います。

さらに紀元前300年頃になりますと、

手にシワを刻んだ仏像が、古代インドで作られるようになっていきます。

それ以前の仏像には、シワが刻まれていないので、

そこに何かしらの意味を持たせたものと認識できるわけです。

このころ、病人の「手相」を見て、症状を判断する方法が始まったとされています。

やがてシルクロードの交易ルートを通じて、アジアやヨーロッパに、

「手相」が広まっていったとされています。

日本には平安時代に仏教の伝道者によって、

中国から入ってきたものとされています。

なるほど・・・!

ちなみに、東大寺の奈良の大仏さんの手にも、

シワが刻まれております。

この手相は「ますかけ型」と言われる、

非常に格調の高い手相だという事あります。

庶民の間に手相が広まったのは、江戸時代になってからみたいです。

以外と最近ではないですか・・・と個人的に思いました。

 

「人相」をみて性格を判断する「観相学」の大家、

水野南北が「手相」と「人相」を合わせて新しい占い方法を

確立したと言われています。

これが現在の手相占いの基礎と、なっているそうであります。

手相占いよりも人相占いのほうが、古いという事になりますね。



このようにして生まれた手相占いは、

生命線、頭脳線、感情線、運命線の4本を基本として、

手のひらの細かいシワによって占うというものであります。

手相というものは、同じようなもの似ているものはあったりしますが、

まったく同じものは無いのであります。

しかも、生まれてから晩年まで、

変化していくことが判明しております。

「手相って、変わるから」というやつです。

しかし、どうして手相というものは、変化するのでしょうか?

きっと、生活習慣や身の回りの環境の変化が、

関係しているのではないかと考えられています。

占いにおいて、同姓同名や双子などにおいても、

手相はまったく違う物であります。

 

近年の医学では、手と脳が密接に関係していることが、

分かってきております。

ということは、「脳の状態が手相として手のひらに表れている」

かもしれないと、勝手に推測してしまったりしてしまいます。

人間の身体は、まだまだ不思議がいっぱいありそうであります。

 

 
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