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2021年06月16日

土用の丑の日にウナギを食べると長生きする・・・あながちウソではない。

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昨今、ウナギはとても値段が高いのです。

なかなかみんなの口に入らない・・・という声も聞こえてきそうであります。

せめて、土用の丑の日ぐらいは、ウナギ食べたいものだと思ってしまいます。

「土用の丑の日にウナギを食べると長生きをする」とか言ったりします。

ほんまかいななどと、思ってしまいますが・・・どうでしょう?



暦でいう「土用」とは、季節の変わり目のことであります。

土用の丑の日といえば、その土用の期間中にある、

十二支でいう丑の日のことであります。

最近では、「土用」というと夏の土用を指しております。

だいたい7月の中旬で、夏という季節というんことになっております。

 

さて、この土用の日のウナギは、江戸時代から言われるようになりました。

エレキテルの発明で有名な平賀源内は、

川魚料理の店に入ったわけであります。

「暑い夏に栄養のあるものを」・・・そうだウナギを食べよう、

というわけで、ウナギを注文したのであります。

そして料理を待つ間に、「土用の丑の日」と書いて、

店に飾ったということであります。

それ以来、土用の丑の日にウナギを食べる習慣が根付いたということらしいです。

ウナギには疲労回復に効果がある、ビタミンAが多く含まれております。

当時はもちろん、ビタミンAの存在など知られておりませんが、

平賀源内がたまたまやった行為が、的を得ていたとしか言いようがないのであります。

夏にウナギを食べて疲労回復をはかることは、

科学的にみても、そこそこ納得のいく習慣であると言えるのではないでしょうか。

ただ、ウナギを食べるのは、土用の丑の日でなければいけないというわけでは無いのであります。

もともとウナギの栄養価の高さは、江戸時代以前から知られていたのであります。

 

奈良時代の歌人である大伴家持(おおとものいえもち)が、

「石麿にわれもの申す夏痩せに良していふ物そ鰻取り食せ」

と詠んでおるのであります。

これはどういう意味なのかといえば、

石麿とあだなされる吉田連老に贈った句で、

「夏痩せには効果があるみたいだから、鰻を取って食べてくださいね」

といことであります。

科学的な根拠がなくても、昔の人はウナギが身体に良いことを理解していたのでしょうか?

いや!そうででない例もあるかもしれません。



例えば、「七夕にそうめんを食べると病気にかからない」というのがあります。

7月7日の七夕にそうめんを供える風習は、江戸時代から始まったと言われています。

これはぞくに「七夕にそうめん」と呼ばれております。

「七夕にそうめん」の意味は、

「わらわやみ」という病気の一種から逃れるためにそうめんを供えて、

夏の食べ物として食べましょう、ということみたいです。

元気に夏をすごすための意味があるのでしょうが、

その効果は定かではないとしか言えないと思います。

ただ、こういった季節の行事は、

縁起が良いという解釈もできますし、季節感があって良いかと思います。

昔からの食に関する言い伝え、

根拠があるものもあれば、まったくそうで無いものもあります。

季節感があって、なんか良いなと思います。

 
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