BLOGブログ

2021年09月01日

腹式呼吸の生理学的な効果って…心と身体に大きなメリット

NEWS ブログ 杉山整体の健康情報

呼吸法による健康法は、かなりむかしからあると言われています。

一説によると約4000年前、古代エジプトと言われています。

もしかしたら、もっと昔からかもしれません。

昔からあって今も無くならないものに、悪いものはとても少ないかと思います。

「はらまき」とか「湯たんぽ」…なんとなく、今も使っている人がいます。



さて、呼吸法はどのように身体に良いのでしょうか?

呼吸法は、昔からある健康法の一つであります。

最近またその良さが、見直されているわけであります。

私たちは生きていくために、無意識のうちに呼吸をおこなっております。

この「無意識」なことを「意識的」に行うことで、

心と身体に大きな影響があることが、分かってきました。

「腹式呼吸」という、深い呼吸のやり方があります。

この複式呼吸は、肺を動かしている横隔膜を収縮、緩和させて行う呼吸法であります。

この呼吸法をすることによって、横隔膜の筋肉から脳の中枢にむけて、

多くの信号が発信されます。

それによって、身体に対して色々な働きかけをすることが分かっおります。

現在、「腹式呼吸」の生理学的な効果があることが分かっています。

その効果とは、どんなものなのでしょうか?



肺の血流はもともと不均一であります。

どういうことかというと、

安静時には、肺は限られた部位しか機能していないということです。

激しい運動をしたときにかぎり、肺全体が機能するということです。

深い呼吸によって、肺気管支のすみずみまで新鮮な空気を送り込むことは、

とても意味があるということになっていきます。

滞ってしまっている毛細血管の血流までもが、生き生きと回復するからです。

 

また、息を吐いてお腹をひっこめることによって、

肺を動かしている横隔膜のストレッチ効果が得られます。

横隔膜の筋肉センサーが刺激されることによって、

脳の中枢神経に信号が送られます。

すると「心も身体もリラックス」した状態に導かれます。

また、横隔膜の上下運動と腹圧の増減によって、

内臓も刺激されます。

これにより血液循環がよくなり、ホルモンの分泌も促される他、

自律神経のバランスの調整もされます。

さらに肺機能そのものの向上にもつながります。

空気と血液のガス交換は、肺胞で行われております。

その数は三億~五億個ともいわれています。

肺胞は肺の下に位置しているため、通常無意識に行われる呼吸では、

20%ほどの肺胞で空気の出入りが、行われていないと考えられています。

呼吸が浅かったり、姿勢が悪かったりすると、

その割合はさらに高くなっていきます。

しかし、深呼吸によって意識的に空気を吐き出すことによって、

日常的な呼吸で吐き出すことのできない分を、出し切ることができます。

なので、いつもよりも多くの新鮮な空気を体内に取り込むことができるのです。

深い呼吸は、血圧を調整したり、副交感神経の働きをスムーズにしたり、

消化、呼吸、排泄のリズムを整えたり、免疫力の正常化、

リラックス効果のあるホルモンの分泌を促したりもします。

古来より、世界中に呼吸法による健康法が存在します

たかが深呼吸ですが、一日のうち何度か意識してやってみることをおすすめします。

目に見えてどうというわけでは無いですが、

日々の小さな積み重ねが、実は健康への近道かもしれません。
杉山整体

CONTACT

お問い合わせ

ご予約・お問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせはこちら

0798-43-6011