杉山整体

世の中には、説明にこまってしまう現象があります。

本屋さんに行って色々と本を探していて、

お目当ての本を見つけると、

なぜか分からないが、トイレに行きたくなってしまう人がいると言います。

最初にその話を聞いたとき、”たまたま”やと思っていました。

しかも、かなりの確率でトイレに行きたくなると言うのです。

そんなものはやはり、

”たまたま”　”偶然”　”わけがわからない”　と個人的には思っていました。



しかし、本屋で便意をもよおしてしまう人は、

実は少なくないらしいのです。

なんとも、不思議な話であります。

この話は実は、９０年代に雑誌やテレビで取り上げられて、

ことのほか話題になったそうです。

私にとっては余りにも他人事であるため、

話題になったことさえ記憶にないのですが・・・。

でも、おもしろい現象かと思います。

この現象の原因ははっきりとわかってないのですが、

色々と仮説があるので、おもしろいと思います。その風つとは・・・。



【本の紙や印刷のインクのにおいが排泄欲を刺激するのでは？】

【トイレがない書店で、もしトイレに行きたくなったら…という精神的なプレッシャーが原因では？】

というなんともザックリした感じの仮説があるみたいです。

医学の専門家の、仮設もあります。

【本を手に取り”まぶた”伏せる姿勢がつづくと、交感神経をOFFにし、

胃腸の動きを支配する副交感神経がONになるため便意が生じる】

というものがあります。

これはなかなか有力な説ではないかという、評価を得ているみたいです。

どんな仮説にせよ、目に見えない身体の中で、

何かが起こっていることは間違いないようです。

少数の人ですが、こんな現象がひんぱんに起こっている人の中には、

これは何かの病気ではないかと心配してしまう人もいるかもしれません。

精神科医曰く、

「書店で便意は病気ではない」という意見が大半なようです。

結局この現象は、なんとも不思議で解明されていないのです。

 

私は本屋さん大好きなので、「楽しい」と思うことはあるけれど、

便意はまったく関係ないですね。

だから、感覚的にあまり理解できないのですが・・・。

しかし、同じ現象が複数の人に起こるということは、

何かしらの原因があるのは間違いないかと思います。

 

こういった現象を持っていいる人は、

本屋さんや図書館では働けないのでは・・・。

でも、出ないことよりも、出ることの方が、

身体にとっては良い気がします。

最近は本屋さんが少なくなってきているので、

少しばかり寂しいです。はい。