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2021年09月29日

アンチエイジングに欠かせない成長ホルモン

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ヒトが若さと健康を維持していく上で、とても大切な役割を担っているのが「ホルモン」であります。

さて、「ホルモン」という言葉には、どのような意味があるのでしょう?

「ホルモン」はギリシャ語であります。

意味は「呼び覚ますもの」または「興奮させるもの」「刺激するもの」

といった感じであります。

「ホルモン」は身体の中で作られている物質です。

身体の中の器官に、何をすべきかを伝えるメッセンジャー的役割を担っています。

身体の中で多種多様な「ホルモン」が分泌されています。

互いに働きあうことで、心と身体の健康のバランス、

そして「若さ」を保ってくれていると言えます。

しかし、若さを保ってくれる「ホルモン」の分泌は、

10~20代でピークを迎えます。

30代を過ぎたあたりから、低下してしまいます。

主なホルモンの分泌が低下すると、身体には次のような症状が起こってしまします。



① エネルギーの低下

② 運動能力や筋力の弱体化

③ 性的ときめきや、精力の低下

④ 意欲や精神力の低下

⑤ 視覚能力の低下

⑥ 除脂肪筋肉量の低下

⑦ 骨粗しょう症の進行

⑧ 皮膚のツヤ・ハリや柔軟性の低下

これはまさしく「老化」と同じではないのでしょうか?

ホルモンの分泌は、運動不足、ストレス、過労、睡眠不足などの

悪い生活習慣や食習慣で、ますます低下してしまいます。

ホルモン年齢という考え方がありますが

これが若ければ、実際の年齢より若々しいということが言えると思います。

 

さて、アンチエイジングに密接に関係している「成長ホルモン」とは、

どういうものなのでしょうか?

「成長ホルモン」はその名の通り、成長を促すことを主な役割としております。

幼児期に大量に分泌されて、骨の成長を促し身長を伸ばします。

また、筋肉でタンパク質の合成を促進させたり、

さまざまな臓器や器官の発育にも関わっており、

成長期の体つくりにとても重要な役割りを担っております。

ならば成長期が過ぎてしまえば、「成長ホルモン」は必要なくなってしまうのでしょうか?

以前はそう考えられていました。

今では、成長後も一生身体の中で分泌され、重要な役割があることが分かっております。

その一つが、身体の中で行われている「代謝」であります。

成長ホルモンは、脂肪の分解を促したり、タンパク質の合成を促進させたり、

糖質、骨、水分やミネラルなどのさまざまな代謝を調整しながら、

身体を一定の状態に保つために、バランスをとる役割りを果たしております。

また、ハリのある皮膚を作ったり、骨を丈夫にしたり、

エネルギーレベルや性的能力を高める働きや、免疫システムの強化、

視力を良くしたり、記憶力を持続させるなど、

その働きはとても多いのであります。



そんな「成長ホルモン」ですが、30歳前後から徐々に低下していきます。

これだけの役割りを持っているホルモンですから、

可能な限り増やす努力をしたいものです。

では、どのような生活習慣が「成長ホルモン」を増やしてくれるのでしょうか?

「成長ホルモン」は眠りの深い午前1時~3時の間に最も分泌されると言われています。

確かに、寝る子は育つわけであります。

このホルモンは当然子供にとても必要なものですが、大人にも必要です。

脂肪を分解を促したり、タンパク質の合成をしてくれたりします。

大人にとって「成長ホルモン」が不足すると、

太りやすくなってしまったり、疲れやすくなってしまったりすると言われています。

免疫系な働きにも影響するので、体調維持には必要と考えられています。



最近の研究では、「成長ホルモン」の分泌が、

食事の取り方と関係していることが分かっております。

以前は、食事をすると成長ホルモンが分泌されると考えられていましたが、

食事をする直前に一番多く分泌されることが分かっております。

空腹のピークのときに、胃の粘膜に”グレリン”という物質がでます。

それが脳の下垂体にいって、「成長ホルモン」の分泌を促すのであります。

この”グレリン”は食事をすると出なくなり、

それと同時に「成長ホルモン」の分泌もストップしてしまいます。

ということで、「しっかり空腹を感じた時」に成長ホルモンが出るということです。

なんとなく、ダラダラと何か食べ続けてしまい、

空腹にならない生活をしていると、

「成長ホルモン」を多く分泌する機会を、逃してしまっているということです。

また、運動することでも、脳の下垂体を刺激して、

より多くの成長ホルモンの分泌を促すことができます。

逆に炭水化物や糖質の”過剰摂取”は、

成長ホルモンが出にくくなってしまいます。

 

結論として、一日のうち甘いものをダラダラと食べ続けて、

運動もしない…という生活習慣はアカン!ということです。

やはり食事、運動、睡眠は可能な限り規則正しいものを、

生活習慣に取り入れることが、アンチエイジングにとって、

大きなポイントであると言えるでしょう。

 
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