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2022年02月16日

「糖鎖」(とうさ)は、細胞や関節の潤滑油

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ヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコサミンなどが入っている食品や、

サプリメント等々が多くあります。

これは高齢化社会がもたらすものなのか、

多くの需要があるもののと考えて良いかと思います。

これらの物質は、基本的には細胞どうしをつなぐ役割を果たしておりますが、

関節の軟骨や水分(関節液)にも含まれています。

なので、高齢化社会や多くの方の健康志向が高まったこともあり、

たくさんの人から関心を集めるようになったと思われます。



ヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコサミン・・・

いずれも関節に欠かせないものですが、

年齢とともに減少していくこととなってしまいます。

そのため、膝や腰などの痛みの一因となっておると考えられております。

ヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコサミンなどは、

健康な身体を維持するために、欠かせない物質であることは確かです。

これらは、「糖鎖」(とうさ)と呼ばれているものです。

糖分とアミノ酸などが、結合したものでです。

これらは、血管の内壁や関節内、細胞の隙間などに存在し、

接着剤や潤滑油、あるいは情報伝達の役割を果たしております。

ワカメやジュンサイ、ナメコなど、ぬるぬるしておる食品がありますが、

あの”ぬるぬる”も、実は糖鎖であります。

なんとなく、ざっくりと、糖鎖に対するイメージができたかと・・・。



「糖鎖」は、無数に種類があるそうです。

そして関節内に多く存在するのが、ヒアルロン酸、コンドロイチン、

グルコサミンだったというわけです。

 

そこで問題になるのが、これらの物質をサプリメントとして口にしたとき、

その物質がそのまま関節の内側まで届くかということであります。

できるならば、届いて欲しいわけですが・・・。

食べたものは、すべて胃腸の中で消化酵素によって、

バラバラに分解されてしまいます。

そうしないと、胃腸から吸収して血液の中に流せないからです。

たとえば炭水化物は、白米のまま吸収されるわけではなく、

ブドウ糖まで分解されて、目に見えない分子となって、

血液の中を流れていきます。

ヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコサミンの各物質についても、

同じことが言えます。

ということは、これらのサプリメントを飲んで、

関節の症状が良くなるということは、

あまり期待できないかもしれません。

あくまでも人間の身体には多少なりとも個人差があるので、

何ごとも断言できないのでありますが・・・。

しかし、ヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコサミンは、

身体に必要な物質であります。

覚えておいて良いかと思いますが、

過度にサプリメントに頼ったりするのはどうかと思います。

あくまでもバランスの良い食事を心がけ、

適度な運動を取り入れると、適正な体重も維持しやすいので、

たいへんオススメであります。



ちなみに美肌効果があるとされているコラーゲンにも、

同じことが言えます。

冬場になると、コラーゲン入り鍋料理が女性に大人気のようですが・・・。

コラーゲンというのはアミノ酸が、糸状、あるいは板状に組み合わされたものです。

すべて体内でつくられ、骨、軟骨、皮膚などの

身体のあらゆる部分あります。

硬さやしなやかさ保つために、大切な働きをしています。

加熱調理をした食肉などに含まれるコラーゲンは消化吸収されますが、

それが体内でどのように利用されるのかは、

まったく分かっておりません。

少なくとも、口から摂取したコラーゲンが肌を若返えさせたり、

関節の痛みを防いだりする効果は、

いっさい証明されていないそうです。

もちろん、お肌がプルプルになることもないそうです。

 

でも、みんなでコラーゲン入り鍋料理を楽しむことは、

健康に一歩近づく感じがしなくもないと個人的に感じます。

なんといっても鍋料理は、

とてもバランスが良い料理のイメージがありますから。

 

 
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