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2022年04月27日

子供の土踏まずは、どのようにできるのか?

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人間は歩くときに、まずかかとから着地いたします。

そして重心を前方に移動させて、

つま先でける「あおり動作」をします。

その時に「ばね」の役割をしてくれるのが、

土踏まずということです。

この土踏まずのおかげで、少ない力で効率よく歩くことができるわけです。

足裏が扁平足だと、歩く効率が悪くなってしまい、

疲れやすくなってしまうということらしいです。

また、跳ねたり飛び降りたりした時の衝撃をやわらげる

クッションの働きや、さらに骨の保護に役立っているそうです。

これほど重要な役割を持つ土踏まずは、

どのようにしてできるものなのでしょうか?



生まれたての赤ちゃんの足裏は、ふっくらと柔らかいです。

まるでほっぺたのように、プニュプニュしております。

つまり、まだ大地に立つことのない、足裏ということでしょうか。

やがて、ハイハイを始めます。

そして一人で立てるようになり、

1さいぐらいで、なんとか歩けるようになっていくわけです。

といっても、まだまだ足の裏をけって歩くわけではないので、

トコトコ歩くというよりも、

身体を左右に振る感じのヨチヨチ歩きであります。

この時期の足の裏は、まだまだプニュプニュで、

柔らかい状態であります。

1さい後半から3さいにかけて、歩き方は安定してきますが、

その動きはなんとなく直線的であります。

このころから足の裏は、徐々にかかとのほうからえぐれていって、

土踏まずができてくるものなのです。

4さい5さいと大きくなるにつれて、スキップや円運動、

ジグザグ走りなど、動きも活発に多様化していきます。

それに伴って、足裏の筋肉も発達して、外側の土踏まずも形成され、

脂肪のとれたしっかりとした足裏になっていきます。

そして6さい頃には、ほとんどの子供に土踏まずが出来上がります。

つまり、足の裏は、6さいで大人の仲間入りをするということです。

ちなみに、土踏まずが発達する時期は、

1年のうちで夏が最も高く、冬が最も低いというデータがあるようです。

夏は素足でいる時間が長く、

外で遊ぶ機会も多いことからと考えられているそうです。

活発に動き回ることが、土踏まずに良い影響を与えている

という事なのでしょうか。



しかし日本の子どもたちに、偏平足が増えているのも確かであります。

2さい児で15%、3さい児で27%、4さい児で48%、

5さい児で52%、6さい児で58%の子どもにしか

土踏まずが出来ていなかったというデーターもあるようです。

扁平足の子どもは、土踏まずが形成されている子どもに比べると、

身体動揺範囲が広いそうです。

つまり、ふらふらします。

それだけ、バランスをとるのが不得意なのでしょう。

また、歩き方も不安定になりやすくなると考えられております。

土踏まずは、運動することで形成されていくものですから、

扁平足の場合、運動能力が劣ってしまうと考えられております。

 

そう考えると、幼稚園や学校などで、

素足ですごす時間を増やすことは、

意味があることと考えて良いのでないでしょうか。

小さな子どもがいる家庭でも、

意識して取り組むと良いかもしれません。
杉山整体

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