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2022年05月04日

スパイスのことを、どうして「薬味」(やくみ)というのか?

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むかしは、食べることで身体の不具合を改善させるという

考え方があったみたいです。

これは今でもある意味、正しいと思われます。

食材には身体を正常化させるチカラがあります。

何を日々食べるかは、実はとても大切なこととなっていきます。

それは、お腹いっぱいになれば、何でもいいとか、

自分が好きなものであれば、それが一番とか・・・。

そのようなことでは、健康を維持することは難しいことは、

みなさま良く理解していることと思います。

 

さて、私たちの食事の中に「薬味」(やくみ)というものがあります。

私たちはソバやウドンなどを食べるとき、

ワサビ、シソ、ネギ、ニラなどを添えたりします。



住んでいる土地土地で、それは違ったりするでしょうが・・・。

これは味を引き締めるためとか、栄養のバランスを図るための、

生活の知恵が生み出した習慣といえるでしょう。

何故これらのことを、「薬味」(やくみ)というのでしょう?

薬とは全く関係がないようにしか思われるこれらの薬味、

実はむかし、薬としてあつかわれていたのです。

その他にも、色々と薬として使われていたものがあります。



コショウ、カルダモン、ジンジャー、グローブ、ベイリーフ、

タイム、パセリなどもそうです。

いわゆるスパイスと言われるもののほとんどがそうで、

薬として、あるいは薬の原料として珍重されてきたそうです。

たとえば、コショウは消化器系の病気に、

グローブは解熱に、カルダモンは頭痛やカゼに、

ニンニクは疲労回復や強壮強精にと、

それぞれに効果があると考えられていたようです。

 

ラベンダー、ミント、ポプリ、フェンネル、バジルなどの

ハーブ(香草)も同様であります。

香りがいいので、香辛料として使われていますが、

やはり薬として栽培されていたのが始まりみたいです。

そういう薬物を食べ物にそえるようになったのは、

本来は味のためではなく、食事で病気を治療したり、

予防しようとしたのかもしれません。

 

そんな感じで「薬味」(やくみ)という言葉が今でも、

残っているのかもしれません。

薬味って何となく身体に良さそうだし、

積極的に摂取してもよいと思います。
杉山整体

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