杉山整体

玄米は身体に良いと言われています。

これは確かに、その通りだと思います。

ある意味、玄米はパーフェクトに近い栄養食といえるでしょう。

足りないものは、ビタミンCぐらいであります。

あらゆる栄養素を、もうらしているのであります。



しかしながら、時々「玄米はダメ」という話を聞くことがあります。

その根拠は、農薬の存在であります。

玄米というものは精製されていないため、

農薬を一緒にとってしまう危険があるのです。

もちろん無農薬であれば、それに越したことはないのですが・・・。

農薬といっても、けして多量ではありません・・・。

精製して多くの栄養素を失った白米よりは、

断然、玄米を日々摂取するほうが身体に良いわけであります。

デメリットよりもメリットのほうが、

はるかに大きいと言えるということです。

 

そもそも昔の日本人は、精製された穀物を食べませんでした。

白米は確かに美味しいですが、栄養が欠けている分、

他の食事できちんと補わなければいけません。

しかしながら、現代の偏りがちな食生活では、

様々な栄養が補い切れていないのが現実であります。

その点からいっても、玄米は日本人に合った主食だと思います。

とはいえ、玄米があらゆる病気に対してとても有効な食というわけではありません。

私たちの食生活は、確かに偏りがちであります。

「病気＝食生活の乱れ」というのはある意味正しいですが、

食だけが病気の原因ではありません。



「食生活の乱れは、病気の原因の一つ」というのが、

正しい認識かと思います。

ということで、やみくもに玄米食をしているから大丈夫というのは、

危険なのであります。

過信しすぎては、いけませんね。

「食」はバランス良く、よく噛んで、楽しく。

適度な運動と、質の良い睡眠も、

とても大切であります。

 

予防医学の考えかたからしても、食生活の改善は必要不可欠であります。