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2022年06月08日

鉄分がいちばん豊富な「レバー」はどれ?ブタ、ウシ、ニワトリ。

NEWS ブログ 杉山整体の健康情報

生物の肝臓は、実にたくさんの重要な役割りを担っております。

脂肪消化液の胆汁をつくって送り出す、

アミノ酸から糖をつくる、毒物を分解して追い出す、

などなど・・・です。

昼も夜もフル回転している化学工場みたいと

思ってもらうとわかりやすいです。

そしてもう一つ大事な役割が、

血液を貯留(ちょりゅう)するというものです。

血液中の成分は、ここで身体に必要なものをくっつけて、

身体の各組織へ届けに出かけます。

ヘモグロビンという化合物も、

血液中の成分の一つであります。

色素のヘムと、タンパク質のグロビンが結合した、

化合物であります。

そしてヘムに含まれているのが、

あの「鉄分」なのであります。



要するに、肝臓は鉄分豊富な血液を、

貯えてるというわけです。

そんなこんなで、食肉としてのレバーに鉄分が豊富な理由が、

こういうことなわけであります。

 

さて、このヘモグロビンはどのような仕事をするのでしょうか?

この化合物は、酸素とくっつきやすいという性質をもっています。

血流にのって体内を巡りながら、

あちこちの組織に酸素を届けております。

つまり、酸素の運搬係であります。

鉄分が欠乏すると、

めまいや立ち眩みなどの症状が現れるのも、

こんなところに理由があります。

この運搬係の重要な構成員がいなくては、

体内が酸欠状態になってしまうのも当然のことといえるでしょう。



さて、貧血の特効薬とも言われているレバーですが、

動物の種類によって、鉄分の含有率が少々違います。

100グラムあたりで比べると、

もっとも多く含んでいるのがブタレバーで、

13.0ミリグラムです。

ひじきの55ミリグラムが食品の中でトップなのですが、

例えばレバーは一食で50グラム、

ひじきは一食で10グラム食べると想定すると、

ブタレバーがもっとも多くの鉄分が摂取できるということになります。

次に鉄分が豊富なのがニワトリのレバーで、

100グラム中9.0ミリグラムです。

ウシのレバーは100グラム中、4.0ミリグラムです。

こちらは100グラム当たりで比べても、

一食あたりで比べても、カキやシジミ、アサリ、

ワカサギ、ガンモドキよりも少ないということになるそうです。

 

レバーならば何でも鉄分が多いイメージがありますが、

このように違うのであります。

しかし、日常的に鉄分は身体に必要な成分なので、

日常的にレバーを食べるのもなかなかであります。

日常的にゴマを食べて鉄分を摂取することを、

個人的におすすめいたします。

 
杉山整体

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