杉山整体

人間の血液を調べる、身体のことが色々と分かります。

血液の色々な数値で、身体の状態が分かるということです。

健康診断のとき、血液検査で血液を抜かれます。

針を刺されるので、痛いです。

針を刺されると、透明の容器に自分の血が溜まっていきます。

血液とは「赤い」ものだと頭が理解しているのですが、

その血液は思った以上に「どす黒い」のであります。

自分の血は、こんな色をしているのか・・・。

あれは、血液を静脈からとるからあんな色なのです。

だったら、動脈の血の色は・・・。

動脈の血は、もっと鮮やかな赤い色をしているので、

安心していただきたいと思います。

でもどうして、静脈と動脈で血の色が違うのでしょう？



血の赤い色は、赤血球の色であります。

血の中に含まれるヘモグロビンが赤い色をしているので、

私たちの血は赤く見えています。

このヘモグロビンは、身体の隅々まで酸素を運ぶ働きをしています。

このヘモグロビンは、酸素をくっつけている時と、

酸素を放した時では、色が違います。

酸素をくっつけているときは、鮮やかな赤い色になります。

なので、体中に酸素を運ぶ働きをしている動脈の血は、

きれいな赤い色であります。

そして、酸素を放した時には、

なんとなく赤むらさき色っぽい色になります。

ですから静脈の血は、黒っぽい色になっているという事であります。

 

ところで、ヘモグロビンとくっつくのは、

酸素だけではありません。

一酸化炭素は、酸素の３００倍もくっつきやすいのです。

しかも、くっついたらなかなか離れません。

一酸化炭素が含まれる空気を吸ってしまうと、

ヘモグロビンは酸素よりも、一酸化炭素とくっついてしまいます。

そして身体は、酸素不足になってしまいます。

これが一酸化炭素中毒です。

「おそろしや」でございます。