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2022年08月30日

コオロギって、一生懸命鳴きますな~。

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朝夕多少ならずとも、暑さがマシかと思います。

なんとなく、秋になったのかもと思います。

なんとなく思うだけでは少し申し訳なく、

なんとなく空を見上げてしまいます。

夏のようなモクモクしたボリュームのある雲ではなく、

なんかうすい感じの秋の雲であります。

このうすい感じの雲が、夕焼けなんかで赤く染まると、

夏も終わりかな~と思ってしまいます。

四季があると気持ちが豊かになるものなのか・・・。



さて、秋の夜になると、どこからともなく、

たぶん草むらから「リーン・リーン」とか「コロコロコロ」と

虫たちの澄んだ音色の鳴き声が聞こえてきます。

スズムシ、マツムシ、カンタンなど、

これらの虫たちすべて、コオロギの仲間なのであります。

日本には約50種類のコオロギが生息していますが、

その音色というか鳴き声は、

種類によってすべて違うのであります。

コオロギの鳴き声は、おなじ種類の仲間同士が、

情報を伝えるための役割があります。

基本的には、オスがメスを呼ぶために鳴いているそうです。

おなじ種類のコオロギでも、

状況によっては何通りかの鳴き方があるようです。

私たちがよく耳にする鳴き声は、

音量があり、遠くまでよく響いていて、

それは「呼び鳴き」と一般的に言われているもので、

不特定多数のメスを引き寄せると同時に、

他のオスとの距離を保つための機能があります。

 

さて、一匹のメスがそばに現れると、

鳴き声はささやくような「口説き鳴き」に、

変わっていくそうであります。

もう一つ、じゃまなオスが紛れ込んだりすると、

「脅し鳴き」という「チ・チ・チ」と

細かく区切ったような鳴き声で追い払うようです。



音による情報の伝達のメリットは、

暗闇でも、石の下や葉っぱの下からでも発信でき、

風にじゃまされることもないので、

視覚や嗅覚による伝達方法より便利であります。

 

その反面デメリットもあり、

カエルや小鳥などの天敵と言われる生物に

見つかりやすいということです。

こうした事情もあり、マツムシモドキやカヤコウロギなどのように、

コオロギのくせに鳴くのをやめてしまったモノもいたりします。

これらのコオロギは、

自分が止まっている草の葉や茎をゆすって、

その振動で仲間に情報を伝えるようです。

この振動のリズムのパターンは、いくつか種類があるようです。

コオロギはとても良い声で鳴いていて、

私たち人間にとって心地よいものかと思われますが、

コオロギたちにとっては多少なりとも

リスクがあるというわけですな~。
杉山整体

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