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2023年03月15日

またやってしまった・・・食べすぎ、飲みすぎ。

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暴飲暴食をうっかりしてしまった次の日は、

「またやってしまった。途中でやめときゃよかった。」

と嘆いてしまったり、

お酒を飲み過ぎて2日酔いで心身共にアカンときは、

「もう二度とあんな飲み方はしないようにしよう」

と思ってしまうものであります。

しかしながら、

このような反省は往々にしてうまくいかないものであります。

どうしてかというと、

人は自分を責めれば責めるほど、

ストレスを発散させるために、

かえって誘惑に身を任せてしまう傾向が強いと言われています。

つまり、食べ過ぎた飲みすぎたと後悔しても、

そのストレスを発散するために、

また、食べ過ぎたり飲みすぎたりを、

繰り返してしまうものだそうです。



似た症状に、

「どうにでもなれ効果」というものがあるそうです。

たとえば、脂っこいものを食べないようにしていたのに、

「少しだけ・・・」と、

つい手を出してしまったとします。

そうすると

「もういいや」という気持ちになってしまい、

そのまま食べ続けてしまうという状況がおこってしまうわけです。

 

そもそも、

人間が自分の誘惑に打ち勝つ確率は、

50%しかありません。

ですから、自分を責めてそのストレスから良からぬ行動を繰り返すのではなく、

自分で自分を許してあげることも、

大切なものとなっていくわけです。



ところで、暴飲暴食をしていると、

太ってしまうというイメージがあると思います。

しかしながら、2,3日暴飲暴食したぐらいでは、

それほど太らないそうです。

またやってしまったと自分を責めることで、

同じことを繰り返してしまい、太っていくそうです。

 

暴飲暴食が危険な行為であることは、

太るだけではありません。

それは暴飲暴食が、

体内での「炎症」のもとになってしまうという事です。

体内での炎症が慢性的に起こってしまうと、

細胞を傷つけ、老化を早めてしまうことになります。

体内での炎症を抑えるために、

葉もの野菜やリンゴたブドウなどを、

食生活に取り入れていくと良いかと思います。

 

また、暴飲暴食によりカロリー過多の状態が起こると、

脂肪細胞がダメージを受けます。

脂肪は無い方がいいと思われるかもしれませんが、

脂肪細胞は食欲をコントロールするホルモンを分泌しているので、

大事なものであります。

 

さて、暴飲暴食をしてしまった後に何を思うかというと、

なんとかこれを無かったことにはできないだろうか・・・

などと思ってしまうわけであります。

 

アメリカのある研究結果紹介いたします。

まず、21~26歳の健康な成人を二つのグループに分けます。

そして、1週間いつも食べている量に30%程度プラスした

食事をつづけてもらいます。

●一つのグループは、毎日20~25分程度の散歩や軽いランニング、

スクワットなどのマイルドな有酸素運動をしてもらいます。

●もう一つのグループは、1週間食べるだけで何もしないです。

 

1週間の実験終了後、全員の糖代謝と体脂肪のサンプルを分析いて、

炎症のダメージがどれほどのものかを調べてみたというわけです。

●軽い有酸素運動をしながら暴飲暴食をしたグループは、

脂肪の炎症がまったく確認できなかったうえ、

代謝のダメージもゼロでした。

●運動をしないで暴飲暴食をしたグループは、

体内の脂肪の炎症レベルが上昇しておりました。

 

つまり、いつもよりも30%も多く食べているにもかかわらず、

1日たった25分程度の軽い運動をするだけで、

身体へのダメージを防ぐことができるというわけです。

その後も色々な研究がされ、

軽い定期的な運動が、

食べ過ぎのダメージを防いでくれると考えて良いみたいです。

 

他にも、瘦せている運動不足の人と、

太っているけど継続して運動している人を比較すると、

後者の方が健康的だという研究もあります。

 

運動をすれば、全てが万事上手くいくわけでは無いですが、

毎日の少しの心がけで身体へのダメージが減ることは、

とてもありということです。
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