杉山整体

自分自身の身体のメンテナンスの一環として、

ストレッチを積極的にに取り入れてもらいたいと思います。

そもそもストレッチとは、なんとなく「身体に良いもの」とか

「運動前の準備運動」的なイメージが一般的と思われます。

ようは、なんとなく漠然とした感じであります。

さて、ストレッチとは具体的にどのような運動で、

身体にどんな変化をもたらしてくれるのでしょうか？



ストレッチとはその名のとおり「伸ばす」行為であります。

前屈をしたり、伸びをしたりいった動きで、

関節をできる限り曲げたり伸ばしたりすることで、

筋肉をその両端から”引っ張って伸ばす”動きです。

 

筋肉を伸ばすと、身体に色々な変化が起こります。

いちばんの効果は、もちろん柔軟性の向上でしょう。

ここで言う柔軟性の向上とは、

筋肉が伸びやすくなるという事で、

関節の動く幅も広がります。

また伸ばすことで、

筋肉のこわばりが解きほぐせるという効果もあります。

これによって、血液の流れが良くなり、

コリや冷えなどの不調が解消し、

筋肉と身体を快適な方向へと導くことが期待できるわけです。

さらにストレッチは本来、

とても気持ちの良いものなのです。

身体がほぐれるだけではなく、

精神的にリラックスできると言えるでしょう。

 

そもそも、どうして筋肉は硬くなってしまうのでしょうか？

筋肉が硬くこわばってしまう要因には２つのことが考えられます。

 

●疲れがたまると筋肉が緊張してしまう

疲労しているときや、痛みがあるときの筋肉は、

わずかにチカラが入っています。

これを筋肉の緊張と言います。

ストレッチをすると疲労による筋肉の緊張が抑えられます。

 

●じっとしていると筋肉は硬化してしまう

筋肉をじっと動かさずにしていたり、

同じ姿勢をしてチカラが入り続けたりすると、

筋肉の硬さが増していったりしてしまいます。

要は、運動不足であります。

この筋肉の硬化が、ストレッチによって解消することができます。



ストレッチで筋肉がほぐれて身体が快適になれば、

日常の身体活動もそれだけアクティブになると考えられます。

知らず知らずのうちに動きが機敏になり、

万歩計を付けた時の歩数も増えるやもしれません。

また、柔軟性が増してスムーズに身体を動かせるようになり、

アクティブな身体活動を後押しするでしょう。

日常の活動が活発になると、

それだけ消費エネルギーが増えるわけですから、

ダイエットにつながるかもです。

 

されどストレッチ自体は運動量が低いので、

直接ダイエット効果が期待できる運動ではないです。

 

しかしながら、活動的になるための「下地」が大切なのであります。

毎日５分でも良いですから、軽いストレッチおすすめであります。