BLOGブログ

2023年04月12日

ヒトの腸内には、免疫細胞の70%が集まっている。

NEWS ブログ 杉山整体の健康情報

腸内環境が良いと、ヒトは健康で元気でいられるような話を耳にします。

腸というのは色々な役割りがあるのですが、

腸内には多くの免疫細胞が集まっているのであります。

さて、腸内には体内の免疫細胞の70%が集まっていて、

ヒトの免疫システムにとって大きな役割を果たしております。



日本人の腸の全長は約9メートル、

無数のひだを広げると、体表面積の約100倍の広さになります。

小腸はその中でも約7メートルの長さで、

食べ物から栄養を吸収し、

病原菌の侵入を防ぐという役割を担っております。

 

はい、ちなみに口から入った食べ物は、

胃、小腸、大腸、肛門を通って排泄されますが、

胃から肛門までの一本の長い管が「消化管」と呼ばれております。

 

小腸は十二指腸、空腸、回腸で成り立っており、

全消化管の75%を占めております。

小腸が消化の中枢の役割を果たしているのに対して、

大腸の仕事は、食べ物の水分の吸収、

食物繊維の発酵、便をためておくことです。

盲腸、虫垂、結腸、直腸も大腸に含まれます。

 

小腸は大腸よりも精密な役割りを果たしておりますが、

「小腸がん」というのは聞いたことが無いと思います。

とても稀な病気だそうです。

それに対して、大腸がんはそこそこ耳にしてしまいます。

部位別がん死亡率において、

男性では肺がん、胃がんに次いで三位、

女性では一位と近年増加の傾向とあります。

 

小腸がんが少ないのは、

一つには発がん性物質の分解酵素が、

大腸よりも強く働く免疫細胞の役割が活発で、

がん細胞を排除してくれるためと考えられております。

 

つまり、分解酵素と免疫細胞が、がんを退治しているわけです。

その仕組みは、小腸の粘膜にはパイエル板という独自のリンパ節があって、

リンパ球細胞が密集しております。

このリンパ球が身体に有害な物質をやっつけてくれて、

体内に吸収させないようにしているわけです。

例えば、インフルエンザにかかると、

気道免疫や腸管免疫システムが働いて、

インフルエンザウィルスを攻撃することによって、

発熱の症状がでます。

そうした過程で、ほぼ一週間ぐらいでウィルスを退治して、

治るという流れであります。

この時つくられた抗体が記憶に残るので、

次に感染してウィルスが体内に入ってきたときは、

その対応が早いので、インフルエンザにかかりにくく、

またはかかっても軽い症状で済むわけであります。

 

このようなことで、腸が元気だと、

より健康で元気にいられるわけであります。

腸内環境において、日々の食生活が大切と言われておりますが、

まさにその通りなのであります。

好きな食べ物ばかりでは、

腸にとってあまり良いとは言えません。

あくまでもバランスが大切かと思います。
杉山整体

CONTACT

お問い合わせ

ご予約・お問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせはこちら

0798-43-6011