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2023年05月17日

「納豆」という普通にすごい食べ物

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私たちの身の回りには、色々な食べ物があります。

私が子供の頃に比べたら、色々なものが美味しくなり、

非常に食べやすくなっていると思います。

 

その中でも穀物は、

とても重要な食べ物の一つと言って良いかと思います。

私たちが今日目にしている穀物は、

長い時間をかけて品種改良されてきたモノであります。

それでもなお、豆類というのは、

麦類に比べて厄介な食材と言えるでしょう。

 

生で食べることが出来ないうえに、

一晩水につけたり、長時間煮込むなど、

十分な柔らかさになるまで時間と手間がかかってしまいます。

大豆のタンパク質の約半分を占めるグリニシンというタンパク質も、

穀物に少ないリシンやトリプトファンといった、

アミノ酸を豊富に含む栄養価の極めて高いタンパク質ですが、

頑丈な構造なうえに、固い繊維質が絡まっており、

非常に消化しにくい構造になっているそうです。

 

その豆類を微生物のチカラを借りて、

発酵させるというのは、

食べ方の工夫としてとても優れた方法と言えるそうです。

さらに発酵食品は栄養学的にも、

とても優れたものであります。

なので、世界のいたるところで豆類の発酵食品が、

根付いている大きな理由の一つと考えられています。



その数ある豆類の発酵食品の中でも、

ひときわ異彩を放つのが「納豆」であります。

 

他の発酵食品をつくる麹菌はカビの一種なのに対して、

納豆はカビではなく枯草菌という細菌が作っています。

「納豆」の栄養的価値を位置づける「ビタミンK」は、

この細菌が作ってくれるのであります。

 

ビタミンDが当初、骨に関する作用しか知られていなかったように、

「ビタミンK」もこれまでは、

血液を固める作用しか知られていませんでした。

しかしながら「ビタミンK」は、

骨の形成にも重要な役割りを持っていることが分かってきたそうです。

 

全国調査では、骨粗鬆症で起こりやすくなる

大腿骨頸部の骨折は、

「西高東低」の傾向があることが分かっています。

また別の15年間の追跡調査では、

「納豆」を習慣的に食べている女性は、

骨粗鬆症による骨折のリスクが減ることが分かっています。

そして、リスクの低下は食べる量と関係しており、

1週間に7パック以上食べる人は、

1パック未満の人に比べてリスクは半分以下にも下がるそうです。

この傾向は、発酵していない大豆製品には、

見られないことやそうです。

 

なので、普通の大豆製品には含まれなく、

「納豆」に多く含まれる「ビタミンK」が

関係しているものと考えられます。

 

また納豆菌は、

口の中にいる虫歯菌を減らすことも分かっています。

 

「納豆」食べた方がええのではないかということになっていきます。

 

世界にはいくつかの豆の発酵食品がありますが、

糸を引く納豆と、糸を引かない納豆があります。

日本人ならば普通、糸を引くのが当たり前・・・。

なんと、糸を引く納豆は日本独自のものだそうです。

 

日本人を対象とした大規模な研究では、

味噌や納豆といった大豆発酵食品を多くとった方が、

死亡リスクが低く、循環器疾患の死亡リスクも低いという、

明確な研究結果が出ているそうです。

 

また、これまで日本人、アジア人に乳がんが少ないのは、

大豆をよく食べるからではないのかと言われています。

 

大豆は身体に良く安全な食べ物ですが、

だからと言ってそればかりを食べ過ぎるのは、

それはそれで違うかと思われます。

極端にならず、バランスが大切と思います。

 

「納豆」何となく食べた方がええ感じやね。

 
杉山整体

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