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2023年08月14日

アンチエイジングに欠かせない成長ホルモン。

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成長ホルモンは、

身体の中に存在する、

ホルモンの一つであります。

 

タンパク質は、アミノ酸の集合体であります。

 

成長ホルモンは、19個のアミノ酸からできた

単純なタンパク質であります。

脳の下の方にある、のどちんこみたいな

脳下垂体から放出されております。

 

その名の通り、成長を促すことを

主な役割りとしております。

幼児期に大量に分泌されて、

骨の成長を促し身長を伸ばします。

また、筋肉でタンパク質の合成を促進し、

筋肉の増加を促進いたします。

身体の中にあるいろいろな臓器や、

器官の発育にも関わっております。

 

成長期の体つくりにとっても重要な役割りを

担っているわけです。



では、成長期が過ぎてしまえば、

この成長ホルモンは必要なくなってしまうのでしょうか??

 

確かに昔は、というか以前は、

そのように考えられていたそうです。

しかし現在では、この成長ホルモンというのは、

成長期が過ぎたあとでも分泌され、

一生涯体内で重要な役割りを持っていることが、

分かっております。

 

いろいろと役割があるのですが、

その一つが、人間の基本的な

生きていく為の活動である「代謝」です。

 

成長ホルモンは、脂肪の分解を促したり、

タンパク質の合成を促進させたり、

糖質、骨、水分やミネラルなど、

さまざまな代謝を調節しております。

つまり、身体が常に一定の状態を保てるよう、

バランスを保つ役割を果たしているという事です。

また、ハリのある皮膚を作ったり、骨を丈夫にしたり、

エネルギーレベルや性的能力を高める働き、

免疫システムの強化や、視力を良くしたり、

記憶力を持続させるなど、

その働きは多岐にわたっております。

凄いぞ!成長ホルモンなのです。



そんな成長ホルモンですが、

血液の中における濃度は30さい前後から

徐々に低下してしまいます。

そして10年もすれば、13%も低下してしまうと言われています。

 

しかし、成長ホルモンはいろいろと凄い働きをするわけですから、

なるべく低下を防ぎ、可能な限り増加させるために

最善の努力をしたいものです。

 

では、どのような生活習慣が、

成長ホルモンを増加させるのでしょうか?

 

成長ホルモンは、眠りの深い午前1時から3時の間に

もっとも分泌量が多くなると言われています。

この時間に質の良い睡眠をとることが、

ホルモンの分泌に欠かせないそうです。

「寝る子は育つ」とは

ちゃんと科学的な根拠があったと言えるわけです。

 

やっぱり「成長ホルモン」という名前のせいか、

確かに成長期の子供だけに必要なもの

という感じは否めないわけです。

しかし、大人にとっても脂肪の分解を促したり、

タンパク質の合成を促進したりする重要な役割りがあります。

 

では、大人になって成長ホルモンが不足するとは、

どういうことなのでしょうか??

 

それは肥満しやすくなったり、

疲れやすくなったりといった弊害が出てきます。

睡眠時間が短くなってしまうと、

ホルモンの分泌の妨げになってしまうので、

ストレスの原因になってしまったり、

免疫系もうまく機能しないので、

体調を崩しやすくなってしまいます。



さて、最近の研究では、

成長ホルモンの分泌が食事のとり方と

関係があることが分かっているそうです。

これは「グレリン」という、成長ホルモン分泌促進ペプチドが

発見されたことで、分かったことであります。

 

以前は食事をすると、成長ホルモンが分泌されると

考えられていました。

実はそうではなく、

食事をする直前にいちばん多く分泌されると

分かってきたのであります。

 

お腹がすいたときのピークのとき、

胃の粘膜に「グレリン」という物質がでます。

それが、脳にある下垂体にシュルシュルと行って、

成長ホルモンの分泌を促すそうです。

「グレリン」は、お腹が空いた、

ご飯を食べてくださいという

「食」の促進作用物質なので、

食事をすると出なくなってしまいます。

食事をすると同時にホルモンの分泌もストップしてしまいます。

 

ということは、食事によって成長ホルモンが出たのではなく、

お腹が空いた・・・・もう空腹のピークだ・・・

というときに成長ホルモンが出るそうです。

 

仕事をしながら、テレビを観ながら、スマホを見ながら、

ゲームをしながら・・・だいらだら食べ続けてしまったら。

ながら間食は、成長ホルモンが多く分泌されるチャンスを

逃してしまっている結果につながります。

規則正しく、きちんと空腹を感じてから食べると、

良いという事であります。

 

「空腹」は食べ物を美味しくする最高の調味料であり、

「アンチエイジング」のカギとなるわけです。

 

また、運動をすることでも脳の下垂体を刺激して、

より多くの成長ホルモン分泌を促します。

また、良質のタンパク質であるアミノ酸の摂取も、

成長ホルモンを分泌させます。

 

一方、炭水化物・糖質の摂取が過剰になり過ぎると、

成長ホルモンは出にくくなります。

でも、適量なら問題なしであります。

 

なんとなく分かってきた感じだと思いますが、

1日の内の多くの時間を甘いものなどだらだら食べて、

運動さえしないのはオススメできないのであります。

肥満や身体の不調は、

日々のこんなことの積みかさねが原因かもしれません。

 

逆に、しっかり空腹を感じてバランスの良い食生活をすることが、

成長ホルモンをたくさん分泌させて、

若さや健康を維持するために大いに役立つわけです。

 

人間はときどきダラダラしたいものです。

しかし、、毎日ダラダラは頂けないのであります。

たぶんきっちりして、時々ダラダラするから、

「のんびりダラダラ」は素晴らしい

息抜きになるのだと思います。
杉山整体

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