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2023年08月30日

植物性乳酸菌は、腸までとどきやすい。

NEWS ブログ 杉山整体の健康情報

発酵食品が、人間の身体にとって良いことは、

よく知られている事実であります。

発酵食品を積極的に摂取して、

健康の維持につとめることを「腸カツ」とも言ったりしています。

 

さて、細菌やカビなどによって、

食べ物の分解が進みます。

そして、独特の風味がうまれたり、

保存性が高くなったりもします。

このような食べ物の変化がおこることを

「発酵」といいます。

私たちの食生活の中には、

多くの発酵食品があります。

まず発酵食品というと多くの人が、

ヨーグルトやチーズを思い浮かべるかもしれません。

しかし、日本にも伝渡欧的な発酵食品が、

数多くあります。

みそ、しょうゆ、納豆、漬物、甘酒などあります。



さて、ヒトの腸の中では、

善玉と悪玉の腸内細菌が絶えず勢力争いをしております。

発酵食品には、その善玉菌を応援して、

腸内バランスを整えてくれる作用があります。

発酵食品の多くは、乳酸菌を産生します。

ヨーグルトや漬物に酸味があるのはそのためです。

乳酸菌というとヨーグルトを連想しがちですが、

じつは味噌や漬物などにも豊富に含まれております。

漬物にもいろいろ種類がありますが、

全般的に乳酸菌が含まれております。

特にぬか漬けには、豊富に含まれております。

日本の漬物に限らず、キムチやドイツ発祥の

ザワークラウトのどにも乳酸菌が豊富なのだそうです。

 

さて、ヨーグルトやチーズに含まれる乳酸菌と、

味噌や漬物に含まれる乳酸菌では、

同じ乳酸菌でも違いがあります。

 

ヨーグルトやチーズに含まれるものを

「動物性乳酸菌」といいます。

味噌や漬物に含まれているものを

「植物性乳酸菌」といいます。

 

これは、それぞれが体内に入った後の

働き方が違うわけです。

 

「動物性乳酸菌」は多くの場合、

体内に入ると消化液などによって死滅し、

大腸まで届きにくいことが分かっています。

それに対して、「植物性乳酸菌」は、

温度変化や科学的な刺激に強く、

体内に入っても消化液で死滅しにくいという特徴があります。

ですから、その多くが大腸まで到着して、

乳酸を放出してくれるそうです。

 

すると、大腸が「弱酸性」に保たれます。

 

一般的に、悪玉菌は弱アルカリ性を好むので、

大腸が弱酸性に保たれると住みにくくなります。

 

そうなると善玉菌の割合がふえるというわけです。

その結果、腸の冷えや停滞腸の改善が期待できます。

免疫力の向上や、感染症や大腸ガンのリスクも

軽減することにも役立つと考えられているそうです。

 

乳酸菌は死滅しても、菌体そのものが

腸内環境を整えるのに役立ちます。

なので、動物性乳酸菌も腸に良い働きをするのは

確かであります。

 

しかし、生きて大腸までとどく「植物性乳酸菌」は、

さらに良い働きをしてくれるようです。

 

ヨーグルトをとることはもちろん腸に良いのですが、

それだけで十分だとは思わずに、

「植物性乳酸菌」もおすすめと考えた方が良いようです。

ただし、味噌や漬物をとり過ぎると、

塩分のとり過ぎになる場合がありますので、

適量をコンスタントにとると良いでしょう。

 

さて、「腸脳相関」といって、

腸の働きと、脳の働きは連携していると考えられております。

「植物性乳酸菌」は、腸への効果とともに、

精神的なストレスを緩和する作用があるという

研究結果もあるそうです。

なんと、不安やうつ症状の改善も

期待できるそうであります。

 

「植物性乳酸菌」はドリンクやサプリメントもあるそうなので、

試してみるのも良いかもしれません。

腸内環境が良くなると、

身も心も元気になるための

手助けになるのではないかと思います。
杉山整体

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