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2024年02月07日

世界的に日本人は心臓病が少ないそうだ。

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日本は昔から心臓病で亡くなる人が少ないそうです。

現在でも心筋梗塞の発症率が、

世界一低い国の一つであるそうです。

日本人の悪玉LDLコレステロールの数値は

米国と同じくらい、最近少し下がり始めたみたいです。

今数値からしても男女ともに、

心臓病による死亡率は世界的に低いそうです。

という事は、

日本人は遺伝的にそうなりずらい素因を

持っているのかと思ってしまいます。

ところがどうも、そうではないようなのです・・・。

 

日本で暮らす日本人と、

海外などに移住、生活している日本人を比べてみるとします。

 

海外で生活している日本人の方が、

動脈の硬化が進んでいるそうです。

こうなると動脈の石灰化が進んでしまい、

脳梗塞や心筋梗塞の危険が高くなっていくという事です。

また、海外で生活する日本人と、

日本で暮らす日本人を比較すると、

心筋梗塞などの心臓病は、

2倍以上なりやすいという報告もあるそうです。

 

なんと、糖尿病でも同じような傾向が見られるようです。

 

こうなると、日本で暮らす日本人が心臓病になりにくいのは、

遺伝的な素因よりも、

環境的な要因の影響が大きいと考えた方が

良いという事になりそうです。

 

さて、日本人が動脈硬化を起こしにくい原因の一つとして

考えられてきたのが、

「善玉HDLが多い」ということです。

日本人と米国白人の血液中の脂質の濃度を

比べた論文があります。

これによると悪玉コレステロールLDLと中性脂肪の数値は

ほとんど同じですが、

米国白人の善玉コレステロールHDLの数値は、

日本人より10%低いみたいです。

 

善玉コレステロールHDLは、

余ったコレステロールだけではなく、

酸化LDLも引き抜いて肝臓に運んでくれます。

他にも、悪玉コレステロールLDLを酸化されにくくする作用や、

血管の内側の細胞を守ることも報告されているそうです。

日本でも海外でも、心筋梗塞に関しては、

悪玉コレステロールLDLが多いことより、

善玉コレステロールHDLが少ないことが問題と

考えられているようです。

 

日本でも食の欧米化が進んでいることから、

これから日本人も善玉コレステロールが減って動脈硬化になり、

心臓病が増えるのではないかと予想する専門家もいました。

 

しかしながら、そうではなかったのです。

 

食の欧米化にも関わらず、

日本人の善玉コレステロールHDLは減っていないそうです。

この理由が解明できれば、

健康維持に大きく貢献できると思われます。

 

その一つとしては、

魚の摂取量が多いということです。

つまり、EPAとDHAが他の国より多くとっていることが

大きいのではないかという説があります。

魚におけるEPAとDHAは、アジ、イワシ、サンマ、

サバ、などの背が青い魚に多く含まれています。

 

EPAは中性脂肪の合成をおさえ、

その分解を促すことで体内の中性脂肪を減らします。

そして、血液サラサラ効果もあります。

 

DHAは中性脂肪だけでなく、悪玉コレステロールLDLも減らします。

でも、善玉コレステロールHDLは減らしません。



日本は世界でも魚をよく食べ、

心臓病の発症率が低い民族です。

そんな日本人でも魚の摂取量を増やせば、

心臓病の危険がさらに小さくなるようです。

 

EPAとDHAの効果は、

欧米人でも確かめられています。

厚生労働省は、EPAとDHAが動脈硬化を防ぐだけでなく、

糖尿病、乳がん、大腸がん、肝臓がん、認知症の一部、

視力が低下する黄斑変性症などの

発症率を下げる可能性があると、

摂取をすすめています。

 

毎日食べるのは難しいかもしれませんが、

食べれるときに青魚を食べていきたいものです。

 

そしてもう一つ期待できる食材は、

和食の主役である「大豆」です。

 

その研究結果によると、

日本人の中でも摂取量が多いグルーは、

脳梗塞の発症が約3分2、心筋梗塞の発症率が半分になるという

日本人を対象とした調査から分かっているそうです。



「大豆」にはイソフラボン以外にも有効成分が入っているので、

毎日しっかり摂取していくことをオススメします。

 

青魚と大豆は、健康維持の大きなミカタやね。
杉山整体

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