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2025年10月22日

三大栄養素の消化と吸収。

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三大栄養素といえば、

糖質、タンパク質、脂質のことであります。

この三大栄養素は、

それぞれどのように消化され、

吸収されているのでしょうか・・・。

 

消化されて吸収されるといった

基本的な流れとなっているのは、

まず、食べたものから栄養素をとりだし、

その栄養素をできるだけ小さく小さく

分解してから吸収します。

消化することによって、

糖質はグルコース(ブドウ糖)などの単糖類、

タンパク質はアミノ酸、

脂質は脂肪酸とモノグリセリドまで

分解されます。

 

こうして小さく小さくなったものが、

最終的に小腸で吸収されます。



①糖質

糖質といっても、

それにはいろいろ種類があります。

糖質を構成する最小単位は、

グルコース(ブドウ糖)をはじめとする

「単糖類」です。

グルコースの他にも、

フルクトース(果糖)やガラクトース

などがあります。

単糖類が2つつながってできているのが、

「二糖類」というグループです。

構成する単糖類の組み合わせで、

名前が変わります。

ショ糖、乳糖、麦芽糖などがあります。

そしてさらに、

多くの単糖類がつながってできている糖質は、

「多糖類」と呼ばれています。

ご飯やパンなどに多く含まれている

「でんぷん」はよく知られております。

多糖類は、

だ液やその他の消化酵素の働きで、

グルコースなどの単糖類まで

分解されます。

消化によって小さく小さくなった単糖類は、

小腸で吸収され、

毛細血管に入ります。

毛細血管に入った単糖類は、

「門脈」という専用の血管によって

肝臓に運ばれて、

利用されるということです。

 

②タンパク質

タンパク質を構成する最小単位は、

グリシンやアラニンなどの

アミノ酸です。

アミノ酸は身体の中でも合成できますが、

バリン、ろいし、イソロイシンなど

自力で合成できないものもあります。

このようなアミノ酸を

「必須アミノ酸」といいます。

ちなみにアミノ酸は全部で20種類あり、

そのうち9種類が必須アミノ酸です。

 

タンパク質は、

アミノ酸が約50個以上

つながってできています。

アミノ酸が2~約50個つながっているものを

「ペプチド」と呼び、

その中でも2~10個つながっているものを、

「オリゴペプチド」と呼びます。

タンパク質は、

多くの消化酵素のはたらきで、

アミノ酸またはアミノ酸が2つつながった

ペプチドまで分解されます。

アミノ酸とペプチドは小腸で吸収され、

毛細血管に入ったのちに

門脈を通って肝臓に運ばれます。

ペプチドは吸収後にアミノ酸に分解されます。

 

③脂質

脂質を構成する最小単位は、

「脂肪酸」と「グリセリン」です。

食べものに多く含まれている脂質は、

グリセリンという物質に脂肪酸が3つ

結合している状態です。

この脂肪はトリグリセリド(中性脂肪)と

呼ばれています。

トリグリセリドから3つ結合している

脂肪酸のうち、

2つを引きちぎるとモノグリセリドに変わり、

吸収できる小さい小さい状態になります。

トリグリセリドは、

膵液に含まれる消化酵素によって、

モノグリセリドと脂肪酸へ分解されます。

また、

胆汁に含まれる胆汁酸は、

消化酵素ではありませんが、

脂質を細かい粒に分解し、

膵液と反応しやすくします。

この働きを「乳化」といいます。

脂質も小腸で吸収されますが、

糖質やタンパク質と異なり、

毛細血管ではなくリンパ管にはいります。
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