杉山整体

むかしは、

腸というのは食べ物を消化吸収するための

長い管である・・・、

単なる臓器の一つだと捉えられていました。

それは、

確かにその通りなのであります・・・。

昨今の研究において、

腸は「第二の脳」といわれるほど、

人の身体にとって重要な役割りを

担っていることが分かっているそうです。

 

第一に、

腸内環境が悪化すると、

発がん性物質などの色々な有害物質が

発生してしまうそうです。

こういった有害物質は、

腸から血液に乗って運ばれてしまうため、

身体の不調や病気を引き起こすリスクを

高くしてしまうそうであります。

 

お肌や髪の毛のトラブルも腸内環境が関係しているのは、

そのためであるそうです。

 

極端な言い方になってしまいますが、

汚れた腸からは汚れた血液しか生まれず、

汚れた血液からは汚い細胞しか

生れないと言えてしまうわけです。



第二に、

全身の免疫細胞の約６割は、

腸に依存しております。

身体に侵入してきたウィルスや病原菌をブロックするために、

腸の上皮には免疫細胞によって

何重ものバリアが張り巡らされているそうです。

いわゆる、

「腸管バリア」と呼ばれているものです。

この仕組みは、

腸内細菌のバランスを整えることで、

正常に機能してくれます。

 

腸は身体の免疫機能をつかさどっていると

言えるわけであります。

 

第三に、

生活習慣病の引き金になりうる細胞も、

腸活によって解消することが期待できます。

一部の腸内細菌は、

食物繊維を食べると

「短鎖脂肪酸」（たんさしぼうさん）

という物質をつくりだします。

短鎖脂肪酸には、

脂肪の蓄積を防ぐ働きが

あることが分かっております。

無理な糖質制限などしなくても、

腸内環境を健全に保つことによって、

太りにくい身体を作ることが

期待できるそうです。

 

第四に、

腸はメンタルトラブルにも

密接に関係していることが分かっています。

腸は、

自律神経の影響を受けやすい臓器です。

ストレスや不安などで自律神経が乱れると、

腸内環境が悪くなって

お腹の調子が悪くなってしまう事があるのは、

そのためであります。

 

逆に腸内環境が乱れると、

自律神経を乱してしまい、

ウツ状態になりやすいことが分かっています。

つまり、

腸内環境が良いと、

心身共に元気ということなのでしょう。

 

第五に、

腸は栄養を取り込む場所なのです。

腸の機能が衰えてしまうと、

全身に栄養たっぷりの血液を

送り届けることが出来なくなってしまいます。

そのため、

細胞の老化が加速してしまうそうです。

 

加齢によって腸の善玉菌の数が減り、

悪玉菌の数が増えてしまいます。

しかし、

健康で長生きしている人の腸内環境は、

若い人のそれと変わらないそうです。

 

つまり、

腸活で善玉菌を増やし、

腸内環境を健全に保てば、

アンチエイジングっも期待できるそうです。

 

「腸活」

やってみる値打ちありそうですね～。